WordPressサイトをCore Web Vitals重視で始めよう
── 高速・安定・軽量を最初から実現するWordPress構築ガイド ──
💡 はじめに
多くのWordPress入門ガイドは「テーマ」や「デザイン」から始まりますが、
本当に重要なのは パフォーマンス目標と速度設計を最初に決めること です。
Googleの Core Web Vitals(コアウェブバイタル) は、
サイトが「どれだけ速く」「どれだけ快適に」「どれだけ安定して」動作するかを測る重要な指標です。
- LCP(Largest Contentful Paint):主要コンテンツの表示速度
- INP(Interaction to Next Paint):操作への反応速度
- CLS(Cumulative Layout Shift):レイアウトの安定性
この記事では、コンテンツが増えてもスコアを保ち続ける、
軽量かつ高パフォーマンスなWordPress構築方法を解説します。
⚙️ Step 1:パフォーマンスバジェットを設定する
まず最初に行うべきは「パフォーマンスバジェット(速度の目標値)」を設定すること。
これが、サイトを重くしないための明確な指針になります。
| 指標 | 目標値 |
|---|---|
| LCP(最大コンテンツ表示) | 2.5秒未満 |
| INP(操作応答速度) | 200ms未満 |
| CLS(レイアウト変化) | 0.1未満 |
| ページ総重量 | 1〜1.5MB以内(画像を含む) |
このバジェットを READMEファイルなどに明記 し、
新しいプラグイン・フォント・スクリプトを追加する前に確認しましょう。
🧱 Step 2:クリーンなWordPressインストールから始める
無駄を排除したシンプルな構成が、速度と安定性の鍵です。
最初から「軽さ」を意識したテーマ選びとプラグイン管理が、後のCore Web Vitals対策を決定づけます。
✅ テーマ選びのポイント
- ブロックテーマを採用(重いページビルダー系は避ける)
- トップページは「ヒーロー画像+見出し+短文」で軽く構成
- 初期はシステムフォントを使用して文字表示をブロックしない
- 例:GeneratePress(ジェネレートプレス)
- 非常に軽量でHTML構造がクリーン
- ブロックエディター(Gutenberg)との相性が抜群
- 不要なスクリプトを最小限に抑え、CLS(レイアウト変化)が安定
- 有料版(GeneratePress Premium)では柔軟なカスタマイズが可能
- 実際に PageSpeed Insights や Core Web Vitals で高スコアを記録する実績多数
💡 ポイント: GeneratePressは「速度ファースト」で構築したい人に最適。
デモインポートは避け、自分で必要なブロックパターンを追加していくのがおすすめです。
✅ プラグイン運用ルール
- 必要最低限(セキュリティ・フォーム・バックアップのみ)
- 不要なプラグインは削除し、データも完全に消す
- 週1回のアップデートで最適化を維持
💡 おすすめの最小構成
- セキュリティ:Wordfence Security
- フォーム:WPForms Lite
- バックアップ:UpdraftPlus
- キャッシュ管理:LiteSpeed Cache(LiteSpeed環境に最適)
👉 GeneratePress × LiteSpeed Cache の組み合わせは非常に強力で、
モバイル表示のCore Web Vitalsスコアを大幅に改善できます。
🧭 Step 3:Core Web Vitalsを意識した初期設定
WordPressの初期設定でも、速度と安定性に大きな差が出ます。
ここで重要なのが、LiteSpeed Cacheをフルに使えるホスティング環境を選ぶことです。
🚀 おすすめ環境:Hostinger(ホスティンガー)
- LiteSpeedサーバーを標準搭載
- WordPress専用プランに LiteSpeed Cacheプラグインがプリインストール
- サーバーキャッシュ+ブラウザキャッシュを自動で最適化
- 統合CDN機能により世界中で高速表示
💡 Hostinger + GeneratePress + LiteSpeed Cache は、
「軽さ・安定性・表示速度」の三拍子が揃う最強構成です。
🖼️ Step 4:画像最適化ポリシーを決める
画像は最も重い要素。あらかじめ最適化ルールを定めておきましょう。
- AVIF / WebPを優先使用(非対応時はJPEG/PNG)
- WordPressの自動リサイズ機能を活用
- アップロード前に圧縮&リサイズ
- ファーストビュー以外の画像はLazy Load(遅延読み込み)
🔤 Step 5:フォントの読み込みを最適化
フォントは見た目以上に速度を左右します。
- フォントファミリーとウェイトを最小限に
- 初期はシステムフォントを使用
font-display: swapを設定して「文字が一時的に見えない」状態を防ぐ- ファーストビューに必要なフォントのみをpreload
📏 Step 6:測定と改善を日常化する
パフォーマンスは「測定 → 改善 → 測定」のループで育てていきましょう。
- テスト対象:トップページ・記事ページ・お問い合わせページ
- モバイル環境でのラボテスト
- 実ユーザーデータ(Field Data)との比較
- LCP・INP・CLSを更新ごとに記録
👉 詳しくは Learn Core Web Vitals(web.dev)
🧪 Step 7:Performance Labプラグインは必要?
❌ Hostinger + LiteSpeed環境では不要
Performance Labは、WordPress公式の性能実験用プラグインで、
将来的にWordPress本体に統合される最適化機能を試せるツールです。
ただし、HostingerのLiteSpeed環境では基本的に不要です。
なぜなら、LiteSpeed Cacheがその上位互換となる機能をすべて実装しているためです。
| 機能 | Performance Lab | LiteSpeed Cache |
|---|---|---|
| WebP自動変換 | ✅ 実験的 | ✅ 高速・安定 |
| Lazy Load(遅延読み込み) | ✅ 基本対応 | ✅ 高度設定可(除外・しきい値調整) |
| キャッシュ制御 | ⚙️ 提案のみ | ✅ サーバー・ブラウザ両対応 |
| CDN連携 | ❌ 非対応 | ✅ 内蔵CDNあり |
| 安定性 | ⚠️ 実験的 | ✅ 商用レベルの安定性 |
💬 結論:
LiteSpeed Cache が 画像最適化・キャッシュ・CDN・遅延読み込み・HTML圧縮 まで包括的に行うため、
Performance Labを重ねて導入するメリットはほとんどありません。
もしApacheやNginxなどLiteSpeed非対応サーバーを使っている場合のみ、
Performance Labを「軽量な最適化補助ツール」として検討しましょう。
⚡ Step 8:高速化に役立つ人気プラグイン
- キャッシュ系:LiteSpeed Cache(Hostinger推奨)
- 画像最適化系:ShortPixel / EWWW Image Optimizer(LiteSpeed併用可)
- アセット制御系:Asset CleanUp(不要CSS・JSを制御)
- データベース管理:WP-Optimize
- CDN利用:Hostinger内蔵CDNまたはCloudflare連携
🧠 Step 9:キャッシュの基本を理解する
キャッシュはサイトを速く、安定して見せるための要。
仕組みを理解して正しく設定しましょう。
- ページキャッシュ:HTMLを保存して再利用
- オブジェクトキャッシュ:データベースのクエリ結果を保持
- ブラウザキャッシュ&圧縮:通信負荷を軽減
💡 HostingerではLiteSpeed Cacheが自動でサーバーキャッシュを制御し、
WordPress側での細かな設定もGUIで簡単に行えます。
🏁 まとめ
WordPressサイトを成功させる秘訣は、
最初からパフォーマンスを設計すること。
- ✅ 明確なパフォーマンスバジェット
- ✅ GeneratePress × LiteSpeed Cache × Hostinger の高速構成
- ✅ 無駄を省いた軽量運用
- ✅ 継続的な計測と改善
この構成なら、速く・軽く・安定したユーザー体験を提供できます。
スピードは信頼を生み、信頼はSEOと成果を加速させます。
最初の1クリックから“速い”を体感できるWordPressサイトを、今日から構築しましょう。